
皆様大変お待たせしております
気持ちの上がり下がりが激しく、ブログ更新が止まっておりました
先日ホームページでお知らせした船の出来上がりについてですが、残念ながらまた延期となりました
1月頭からエンジンオーバーホールをお願いしていてようやく仕上がりとなった4月22日。さっそく引き上げに向かいました
しかし船を浮かべて港を出た所で今まで聴いた事のない異音発生。とても豊浦まで帰れるような状態では無く、無念の出戻りになりました
現状では異常の判断が付かない状態。また船を陸揚げしてバラしてから・・という事に
マリーナの方が言うにはあと2週間はかかるとの事。。
待ちに待った船の仕上がりにテンション爆上がりからの急転直下お先真っ暗。泣いても落ち込んでも船は帰ってこない苛立ち
日程が全く決まらない不安感は精神を蝕みます
悪い精神状態でのネットの書き込みは避けたい所ですが現状の報告だけはとキーボードを叩いています
落ち込んでいてばかりではいられません
3月末からずっと暗い気分で過ごしていましたが、船が帰ってくる日取りが決まって悦び勇んで出た五島遠征の報告です!

ヒャッハー!2年ぶりの五島列島遠征。狙うはヒラマサキャスティング!オフショアゲームでは最もホットでハードな釣りの一つです
今回このイカレた企画を立ててくれたのはマジカル常連のIさん。その誘い出しに乗った僕と変態船長牛渡船長、マジカル常連のSさんの4人
僕の状況的にこの遠征はうしろめたさはありましたが、年末から予定を組んで予約していましたし、何より釣りがしたい!の気持ちを大きく準備万端で望みました
目指すは五島列島の福江島。千歳から福岡、また飛行機で福江島まで。今回は初日福岡で一泊、翌朝福江まで飛んでその足で船に乗り込みました
2年前のお世話になった五島遊漁船MANAさん
とてもフレキシブルで一回8時間のチャーターがワンセット。例えば二日間予約したら16時間の実釣時間を状況によって振り分けてもらえます
前回は3日間の予約で中日がシケで出られなかったのですが、初日16時間、最終日8時間投げ続けました(^^;
今回は初日10時スタートで夕マズメまで。二日目は朝から昼過ぎまでの行程
船長が空港までピックアップしてくれて終わったらホテルまで送迎。荷物や魚の発送も手配して貰えます
久々のキャスティングゲーム。肩ぶっ壊すまで投げ切るぞ!


福江までのプロペラ機。タイヤなんて車のと変わらない大きさ。カワイイですね(^_-)-☆
天候は晴れ。普通に半袖でいられるほど。初日から日焼けで辛い(>_<)


キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
五島ファーストヒットはころんころんのブリ。ウマそーヽ(^。^)ノ
僕は3本ほど連発。他のみんなも2~3本づつ掛けていました

北海道でも釣った記憶のないグッドサイズ!全部7~9キロほどでした
しかし握ってるタックルは8号タックル。ジリとも鳴らずグイグイ寄ってきました
タックルは北海道でマグロを狙うような奴です。18000番と14000番にそれぞれPE8号、6号。リーダーは150LB
マグロと違うのは初期ドラグを12キロから15キロほどかけてある所。人によってはもっともっと締め上げています
僕は怖かったので14キロほどに設定しておきましたが、瀬周りメインでやるんならガチのフルドラグで挑まないとキャッチできません
綱引きで切れるか瀬に巻かれて切れるか。めちゃくっちゃ締めてるつもりでも糸を引き出していくのがヒラマサ。20メーターを切ってくるようなポイントでは1mmも糸が出なくても運が無ければ根ズレで切れてしまいます
しかしドラグロックでいきなり引っ張られたら、構えていても引きずり込まれてしまう事も。事実落水は頻繁に起こるとか
マグロはドラグ出しても根ズレでブレイクはまず無いので程々の設定でジリジリと締め込んでいけますが、ヒラマサは掛けた直後が勝負。自分の体力と運に賭けてドラグを設定します

Iさんにヒラマサキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ブリとそっくりですが↑の写真と比べるとちょこっと違いますね。色鮮やかで胸ビレの位置が違ったり。まぁ掛けたらわかるんですけど
Iさんは2年前に来た時はヒラマサゼロ。今回リベンジ達成!おめでとうございます(^^)/
サイズは7キロ?くらいでしたが明らかにブリとは違うファイト。同じように見えてパワーが全然違います
今回は運よくブリも釣れたのでそのパワーの違いを実感できました。写真はありませんが二日目に掛けた7.8キロのヒラマサとブリでは同サイズでも全く別の生き物。豚と猪くらい?
その後もチェイスやバイトはありましたがヒットまで至らず。後半無の時間もありました
日が傾きそろそろタイムアップ。しかし海の状況は徐々に上向き、鳥は騒ぎボイルも目視できるほど
移動のタイミングが早まり数キャストで次のポイントへ。船長の釣って欲しい気持ちがひしひしと伝わりました
「移動します。ラスト5分」。このコールがドラマの始まり。普段より激しいエンジン音と共に胸が高鳴ります。目指すはボイル付きの鳥山―――

これサイズ感伝わらんなぁ。手前30キロ奥23キロ



牛渡船長の足より全然デカイカンパチ。吐き出したのは23キロのほう。ルアーサイズとはなんなのか・・
到着しても鳥が離れません。激ヤバMAXチャンス!明らかにデカイ生き物がガバガバとボイルしています
気持ちを落ち着けてキャスト。ボイル撃ちをしている人ならわかると思うんですが、ボコボコ状態でも投げりゃ釣れるなんてものではありません。大抵無視されるんですよね
そんな時でも「入った!」ってタイミングがあるんです。言葉では言い表せませんがボイルのタイミングとか向きがドンピシャにハマるポイントにルアーが落ちた時。胸が高鳴るその瞬間
正確には覚えていませんが2回か3回ジャークした後に猛チェイス。そこで慌てずルアーを操作し続けるとバキン!と言う衝撃と共にガリガリに締め込んだドラグが唸り渾身の力でロッドを掴む。引きずり込まれないよにするのに精一杯

魚が掛かったのは間違いありませんが今まで体験したことの無い狂暴な引きに冷静さを失います
そんな中隣で牛渡船長もヒット。こちらもデカイ。ダブルヒットでパニック寸前
そんな時に頼りになるのが船長の指示。牛渡船長はササっと僕の移動場所を空けてくれます。さすが何本もデカヒラマサを掛けているだけあって余裕のファイトでした
先に上がってきたのは牛くんのヒラマサ。僕はまだファイト中でしたがその大きさに驚愕。何度もデカ!デカ!と叫んでいたような。まさか自分の掛けている魚がもっとデカイなんて思ってもいませんでした
暫くして僕の元に魚が浮いてきました。サイズ感が麻痺していてどれくらいの大きさなのか判断つかず。ナニコレ?怪獣かなにか??

放心状態の中記念撮影。言われるままに座らされてみんなでどっこいしょと膝の上に魚を乗せられました

船長の船上計測。30キロとの事。何センチあったのかわかりませんが大柄の船長と比較すると相当な大きさだとわかります

ダブルヒットデハイチーズ\(^o^)/
牛くんとのダブルヒットは不思議とよくあるんですが、こんなメモリアルショットはそうそう無いかと。23キロ&30キロ
ヒラマサキャスティングを教えてくれたのも連れて来てくれたのも牛くん。3年前の初福岡ではノーフィッシュ、2年前にここ五島で初ヒット。そして今後一生出会えるかどうかわからないモンスターサイズに出会えたのも牛くんのお陰です
今回は僕のほうがデカイ魚でしたがまた行こうね~ヽ(^。^)ノ
※この遠征記録、肝心のヒット四日目はありませんね(^^;
初日にしてクライマックス。しかしこの後もまだボイルは続きます
Iさんにもヒット!しかし惜しくもラインブレイク。僕にもヒットしましたが全然止めきれずガンガン糸を出されてフワっと軽くなりました。ルアーは帰ってきましたがリーダーはズタズタ。外れなくともいずれブレイクしていたでしょう。バレてくれて助かりました
ボイルを見るに明らかに30キロ以上、下手すると40キロクラスのヒラマサも混じっていました。暗くなるまで延長して頂き、夢のような時間を過ごしました
終わってからホテルからすぐの居酒屋で祝勝会。疲れはありましたがこんな疲労なら大歓迎。めちゃくちゃ旨いビールと食事の後、部屋に戻ってリーダーの組み直し。眠たいけれどこの時間が好きなんですよね~
この祝勝会の中、一人浮かない顔のSさん。どうも夕暮れパーティーに全く乗れなかったのだとか。聞けば無反応だったそうです。こんな事もあるのが釣りの怖さですね(>_<)
その悔しさは翌日に晴らす!!

Sさんにヒラマサキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
初日はブリのファーストヒットを引きながらもヒラマサとは縁が無かったSさん。後で聞いたら相当凹んでいたそうです
この日は船長のアドバイスもあって小型ながらも初ヒラマサゲット!

そしてとうとう20キロオーバーゲット!おめでとうございます(^^)
仲間と釣りしていて自分だけ釣れない焦燥感は深く心をエグります
そんな中でも諦めずにトライし続け結果に結びついた瞬間の例えようのない満足感
そうは上手くいかないのが釣りなんですが、この遠征では晴れて全員本命ヒット!あり得ないほどの好運です

僕牛Sでのブリトリプルヒットヒットデハイチーズ\(^o^)/

僕と牛くんヒラマサダブルヒットデハイチーズ\(^o^)/

その後もう一本ヒラマサ追加!
この2本は北海道へ送りました。船内レギュレーションでは概ね10キロ以上はリリース。資源保護の観点からはとても良いレギュレーションだと感じました
発砲と氷は船長が常備していて、ホテルまでの送迎の間に佐川さんに連れていってくれます。ヒラマサ2本とブリの半身をギッチギチに詰めて送料4250円。丁度北海道に到着した日に届きました
見た目はブリなのに全く違う味。サイズ関係なく美味いのがヒラマサ。絶品です(*'▽')
Iさんは言うと・・・


グッドサイズのマダイ×2ゲット!その他多種多様なお魚を掛けていました
一日通してチャンスは何度もあり、気が抜けるような雰囲気ではありませんでした
この日もラスト5分でのマジカルヒット。しかし運が無くバラシて終了
五島に行けばいつでもこんな状態なんて事はありません。普通にノーフィッシュ喰らうし掛けてもキャッチ出来ないなんて当たり前。過去のヒラマサ遠征ブログを見て頂けれ普段の様子がわかるかと。今回僕達は本当に運が良かった
昼抜きで頑張ったので早い時間から夕食へ。この日は五島牛を食べに焼肉屋さんへ行きました。めっちゃ旨かった~(*'▽')

三日目はそれいけ大志丸さん。大阪出身の気さくな船長さんでした
雨上がりの曇天模様。潮無し風無しの厳しいコンディションでした
それでもキャストを続けていると忘れた頃にチェイス&バイト。しかし見切られているのかフックアップはしません
Iさんのタイラバタックルを交代で使ったり

なんかめっちゃカワイイ名前のカサゴちゃん。あやめちゃんだったかな?

コンビにで売ってためっちゃ豪華なおにぎり。見た目通り美味しかったです
朝はそれほどでもなかった鳥が騒ぎ出し、気付けば辺り一面鳥山だらけ
しかし広範囲に散発する鳥山は船が寄れば逃げてしまいます。ギリギリキャストが届かない場所でまた集まるの繰り返し
魚が付いて居る山もあればそうでない山も。時々チェイスしてきますが喰ってはきません
他の船が帰った後、少し反応が良くなりましたが未だノーヒット。厳しい時間が続く中、フワリと吹き出した風がチャンスを呼ぶ!

これまでチェイスだけだったのに一発バイト!水飛沫と共にドラグが引き出されました
サイズは10,2キロ。水深もあったので落ち着いてファイトを楽しめました
結果はこの一本だけでしたが釣果以上に楽しめた一日
ほとんどダイビングペンシルを投げ続けた訳ですが、ルアーによるアクションの違いで反応が変わったり。同じルアーでも自分の立ち位置で上手く泳がせられなくなったり
お立ち台ではこのルアー、胴ノ間ではこのルアー。あのルアーと同じアクションがこのルアーでは出来ないかな・・。考えるたり試したりする時間がめちゃくちゃ楽しい!
3日間4人でヒラマサ9本。10キロ、20キロ2本に30キロ。牛くんを除きみんなヒラマサキャスティングビギナーでこの釣果は出来過ぎでは無いでしょうか
2年前と比べて少しは成長したかな?それも牛渡船長の船でブリトップ修行の成果かと。まぁ運が良かったんでしょうね(^^;

今回投げたルアー達。掛けたのはやっぱりガンマ。中にイワシ入ってるんじゃない?
IさんSさんは翌日仕事(!)と言う事で福江から福岡に飛んで乗り換えで羽田まで。翌朝一番の飛行機で千歳に帰ってお仕事
僕と牛くんは福岡で一泊。居酒屋でお疲れ会して長浜ラーメンで〆。翌朝ゆっくりして昼過ぎには千歳にいました
その足で船を見に行き仕上がってるのを確認。翌日引き上げに行って・・・冒頭の流れとなります。。。
良く働いて目一杯遊んでまた働く。それがベストではありますが気持ちはあっても働けないこのもどかしさ
しかし自分の頑張りでどうにもならない事もあるんですね
ソイは終わりマガレイもトップシーズンに出船出来ないのは異常なストレスですが、ここはじっくり我慢してヒラメシーズンに備えたいと思います
まだ確定ではありませんが連休中のサプライズも考えております
船の事はまた未定が続きますが、状況が変われば真っ先に報告します。それまでもう少しお待ちくださいm(__)m
コメントをお書きください
山田道生 (木曜日, 24 4月 2025 07:14)
自分でコントロール出来ない事は考えても仕方ないので、そんな時はヒラマサ釣るに限りますね
ヒラメ楽しみにしてます、今年も釣れると良いな!
沖根のヤツラは特別に許してやったので12月まで待ってろよ(^ー^)
札幌のEさん (木曜日, 24 4月 2025 17:59)
船、残念でしたね。
春のソイは諦めて、12月にゴンザレスを夢見て、また行きます!
まずは、ヒラメに行く行く詐欺を詐欺じゃなくするのに予約した日が出れますように!