本日キャスティングでヒラメ狙い。シケ後でどうなるか全く分からない状況で一発に賭けて出船。見事玉砕しました
丸一週間シケ続きで沖に出られませんでした。風が治まり安全に釣りが出来るようになったので出船してみることに
シケに強い豊浦とは言えあれだけ吹き続けると一晩や二晩で回復しません。やはりウネリが残り濁りも酷い(-_-;)
各所回りましたがどこも反応は得られませんでした
ヒラメを諦めて沖根に乗ってみることに。運悪く潮止まりに差し掛かり思うような釣果は得られず。。
この時期は沖根には魚は少なく活性も低いです。加えて長期のシケとウネリでほとんどアタリ無し。良いとこ無しの一日でした
やたら赤いマゾイちゃん。高水温でのぼせちゃった?写真じゃわかりにくいなー(^^;
朝イチの水温は20度そこそこでしたが昼には23度付近まで上がりました。シケで水温が下がるかと思われましたが焼石に水?
沖にはまだサバ等の姿は見えません。ベイトとなるイワシ等がベタ底に張り付いていて全然浮いてきません。水面付近にはフクラギの群れが悠々と泳いでいました
しかし魚探にはどこもかしこもベイトの反応がビッシリ!爆発の準備は整っているようです
シケ後の一発目は見事玉砕に終わってしまいました。今日のお客様は覚悟の上でのワンチャン狙い。当たる時のあれば外す時もあります
なんだか丸々一か月遅れて夏が来たような感じ。一気に涼しくなって欲しいものです
さて明日はまたヤマセでお休み。月曜日から回復しそうですが低気圧のご機嫌次第です
何となくですがヒラメは復調の予感。今日もウネリさえ無ければ釣れそうな雰囲気でした。来週に期待ですね!
オマケ
これからサバの返り血やイカの墨で船が汚れる季節。新しい掃除用具を導入しました
普通のトイレ用柄付きスポンジ。熱を入れてストレート加工しました
こんな所にはデッキブラシが入らないんですよね。ストレート柄ならスイスイ
綺麗好きではありませんが船が汚いのは好ましくありません。いつもピカピカ!ってわけにはいきませんが毎日の掃除はしています。しかし元来面倒くさがりなので掃除は最低限で済ませたいのが本音です(^^;
ヒラメの血抜きは基本的に僕がやりますが各々拘りもあるでしょう。サバやソイなどはお任せすることがほとんど。自分で血抜きする時は床の血を軽くで良いので流してくれると嬉しいです(^_-)-☆
オマケその2
マジカルバケ仕掛けの解説
徹底してトラブルレスを追求したマジカルバケ仕掛け。シンプルで手早く真っすぐ餌付け出来ます
左からキャップ止め(見え難い)、タコキャップ、親針、孫針。親針は動きますが簡単には動かない半固定式です
市販の仕掛けにも遊動式はありますがシャクリ方次第で簡単に動いてしまったり微妙な位置合わせが出来なかったりでどれもイマイチです。モノによってはタコキャップを被せていったら一緒に動いてしまう仕掛けも(-_-;)固定式を選びましょう
ここを摘まんで糸を引っ張れば長さ調節できます。餌を付ける時は少し引き出しておきます
微妙な話ですが親針を刺す時は少し後ろに向かって刺します。慣れない内は垂直でも良いですが斜め後ろに向かって刺してやると・・・
こんな感じに頭が軸の腹側に沿うようにセット出来ます。針先がタコキャップから出来るだけ突き出るようにしたいから。ちょこっとの手間がヒラメとの距離を縮めてくれます
小さな管ムロがあれば良いんですけどね(^^;
因みに親針は管付きソイっぽい短軸タイプ。当たり前ですがヒネリ無し
孫針も出来るだけ短軸の物を採用しています。基本飲ませて掛ける釣りなので針は軽くて小さい針が望ましいのですが単純に小さい針では掛かりが悪くなります。またこの海域にはモンスターがウヨウヨ居る上に至近距離でのファイトが強いられます。よく使われているソイ針やフカセ針では不安になります
極力軽くて頑丈でそこそこのフトコロを持つ針。ついでに言えばカエシが小さくフッ素コートで餌に優しい!針マニアならどこの針かわかるカモ( *´艸`)
管付きなのはハリスがフロロの10号を使うから。叩きの針だとスッポ抜けの心配があります。軽さと安心感の天秤で管付きを採用。コスト高ですが妥協は出来ません
針結びはネイルノット。僕としては外掛けや内掛け結びは論外です。歯の鋭い事で有名なヒラメの口の中に針を掛けるのに結び目にタスキ掛けされる糸があるのは不安。。と言うか選ぶ理由が見つかりません
同じ理由でハリスにPEなどの組糸を使うのも論外。使っている仕掛けを見かけますがなぜ採用しているのか妥当性が微塵も見出せません
歯で切れる恐れがある上にオマツリしたら極端に絡みやすく絡んだら解きにくい。タモに絡んだ時の絶望感。。これだけのデメリットを背負ってまでPEハリスにするメリットがあるのなら是非知りたいところ。世の中から無くならないのだから僕の知らない凄い秘密があるんじゃないかと睨んでいますが、、、
孫針を任意の場所に打ちます。どこでも良いですが僕は肛門の上辺りが好きです
ハリスが捻じれないように気を付けて。魚体に対して直角に抜くと綺麗に納まります。魚体の上三分の一くらいにスっと刺します。写真のように尻尾付近を軽く摘まんで刺すと上手くいきます。この時腹を持つと一気に餌持ちが悪くなります
慣れてくればハリスの長さをほとんど変えずに孫針を打てます。しかしキッチリ長さ調節するのがキモ。コンマミリ単位で調整しましょう
※通常は先にタコキャップをズラしてから孫針を打ちます
タコキャップの上から親針を摘まんでハリスを引っ張り丁度良いところでストップ。弛まないように、、でも絶対に突っ張らないように!ここで引っ張り過ぎると餌が曲がってしまい回転します
逆に弛むと水圧で針が起こされて針穴が広がり餌持ちが悪くなります。軸の長い針だとより顕著になります
タコキャップにはスリットと針が落ち着く丸穴が空いています。ピッタリフィット!
親針を顎から脳天に向けて抜けば孫針は腹側にセットできます。その辺はお好みで
制作当初はフッキングが心配でしたが何も問題ありませんでした。当たってから普通に待てばしっかり掛かります。孫針のみが掛かってる確率は低く、ほとんど親針も掛かっています。親針のみの時も。針が目立たないのですんなり奥まで飲み込むのかも(僕は早合わせが好きなので本来はもっと大きな針の仕掛けが合っています)
・親~孫間のハリス長が自在ですので餌のサイズ関係なく綺麗に真っすぐセットできます。オオナゴS~L、チカ、サバ、イワシ等タコキャップに頭さえ入ればOK!
・誰でも真っ直ぐ綺麗に餌が刺せます。全くの釣りビギナーでさえ少し練習すれば一発フィット。餌に余計なダメージが入らないのもメリットの一つ
・真っ直ぐな良い餌を使えばほとんど回りません。抵抗が少なく泳ぎが抜群!フォールの泳ぎは思わず僕が食べに行きたくなるくらい。余計な針や弛んだハリスは抵抗になり綺麗に泳ぎません
・驚くほどオマツリしません。幹糸に仕掛けが絡んだりする手前祭りはほとんどゼロ。僕は一度も絡んだ記憶がありません。レンタルでもひと月に一回?くらい。ハリスがチリチリになった記憶がありません
・隣とオマツリしてもマジカルバケセット同士なら間に入ってリーダーを両手に持って左右に分けるだけで面白いくらい解けます。結び目やスイベルに至るまで絡みつく要素を徹底的に排除してあります。絡んでロスする時間が少ないってことはそれだけチャンスが増えます
沢山釣れる特別な工夫はありませんが結果として良く釣れる仕掛けになっています
ウチの仕掛けは特性上親~孫針間のハリスが痛みやすいのですが1回くらいなら切り詰めて使えます。絡まないのでチリチリになることもありません。針も良いのを使っているので4~5日は普通に使えてしまいます
売る仕掛けならもっと手間とコストを減らして使い捨てになるように仕上げるべきでしょう。実際市販の仕掛けは驚くほどダメになっていきます。人によっては一回船に乗るのに4~5セットは変えているのではないでしょうか。ある意味よく考えられています
どこかで売ってないの?or売らないの?と聞かれますますが基本的にレンタル用と自分で使うために作っているのでお店に卸すことは考慮していません
何処で誰がどんな竿や糸を使うかわからない以上仕掛けだけを売るのは無責任だと考えます。例えばハリスがフロロ10号なので最低道糸がPEの3号、リーダーが14号は無いと根掛かりしたら全損間違いなし。餌の付け方だってキッチリ伝えたいし。。適当に餌付けするならこの仕掛けでなくても良いですしね(^_-)-☆
また重めのバケで緩々とロングジャークするなら市販の仕掛けでも良いと思います。しかし300g程度の軽めのバケで初速を生かしたハードジャークをしたいならウチの仕掛けが適しています。市販仕掛けでは餌がズレたり絡まったりでストレスが溜まります
お店に卸すことは考えていませんが船の上では普通に買えますよ(^_-)-☆500円
但し仕掛けをジップロックに入れただけの簡易包装。能書きの書いた台紙が入っていたり綺麗な包装はされていません。船の上で説明が出来る時だけです
逆に市販の仕掛けにはどうやって餌を付けたら良いか頭を悩ますようなものがあります。仕掛けの機能が発揮される餌の付け方や最適化する条件などを告知しないとは。。同じ仕掛けを作る者として憤りすら感じます
また長々と書きましたがマジカルスペシャルってことで。ウチの海域で良く釣れる釣り方に特化させているだけで特別沢山釣れる仕掛けではありません。普通に使うなら他の仕掛けと変わりないでしょう
世の中には「良く釣れる仕掛け」ってのががあるそうで。。まるで仕掛けが魚を釣ってくるんじゃないかってくらい大袈裟な能書きが書き連ねてあったり何か特別な秘密があるかのような仕掛けもあります。しかし餌が最適な状態で魚に届けばどれもそんなに差はありません。使い手次第でしょう
まぁその「最適な状態で魚に届ける」のが大変なんですが(^^;そこは作り手使い手の腕次第!良質な仕掛けを効果的に使うことで結果良く釣れる仕掛けになり腕の良い釣り人になるんでしょうね!