明けましておめでとうございます\(^o^)/
クリスマスからこっちずっと雪山でお仕事しておりました。全国的な雪不足の中、ここルスツリゾートは幸いにもゲレンデ状況が良く、大盛況の年末年始を迎えことができました
先日無事船を上架致しまして沖へ出ることはできませんが、釣りへの思いは変わることなく、すでに春が待ち遠しい日々を送っております、
そんな中、大人気釣りウェブマガジン TSURIHACK(釣りハック)さんに以前紹介したマジカルノットを取り上げて頂きました!
ルアーにPE直結!?マジカルノットならリーダーなしでも強度が出るらしい
面倒くさいノットを何度も組んで頂き恐縮です。ありがとうございました!
僕の想定ではPE2号以上でのノットでしたが、1号でもかなりの強度が出ているのに驚き!実釣では細いPEで直結するとトラブが目立ちそうですが緊急時の実用強度に耐えられそうですね!
実際にマジカルノットが使えそうな場面はパンチングやフロッグゲーム、トップウォーターなどの太いPEをベイトで使う場面でしょうか
使用PEは概ね4号や5号。結束強度が90%近くあればよほどの事がないとブレイクしません。逆に4号5号に組む適合リーダーは16~20号。どんなに上手く結束してもノットがガイドに当たって相当煩わしいでしょう
仕掛けを金具で接続する場面でも活躍しそう。PEをスナップなどに直結出来ればかなりシンプルに纏まります
使う場面を選べばPE直結の可能性はいくらでも見出だせます。強度が出るノットさえあれば、PEには絶対リーダー!とはならないはず。リーダーのメリットを熟知した上で直結のデメリットと天秤にかけて、それでも直結を選択する場面でやっと【マジカルノット】の出番です
必要とする人は少ないでしょう。一生出番がないノットかもしれません。しかしPE直結では強度が出ないから、と可能性を否定するのはこの【マジカルノット】を試してからでも遅くない!
PE3号で5g前後のハードルアーを軽快に操作出来るって素敵じゃないですか?
元の記事はこちらから
PE直結最強結び マジカルノット!
前振りが長いのでノットの組み方だけもう一度。ノットのマニアックな話やマジカルノットの原型が気になる方は元記事をドゾー
マジカルノット 画像で解説
先ずはラインの端に結びコブを作ります。基本的にどんなノットでも両手と口(歯)で三方向から引っ張ります
意外と苦手な人の多いライン端っこからのチチワ結び。ラインを二重にしてくぐらせる方法しか出来ない人いませんか?
下下上で覚えるといいですよ
芋虫ノットの最初の部分です
ギュッと縛って~。この時にラインが重ならないようにして下さい。芋虫でもここでラインがクロスすると一発で切れます
この段階からベロベロ舐めます。PEは摩擦熱に弱いです
数回ねじります。緩めでいいですよ
この時は左手でジグをひねりました。大きめのサルカンでも可能です
言い忘れてましたがマジカルノットは極小サルカンやソリッドリング単体だと結構難しいです
逆にルアーのアイ、スナップ、ワームフックなどは簡単です
ここからメインラインと端糸を分けていきます
ヨリをアイ側に寄せるようにしてテンションかけながら捻じります。この画像だとだいたい10回くらい
右手でメインライン、口で端糸、左手でジグをグルグル回してヨリます
だいたい30回くらいヨリを入れたところ
このくらいヨリを入れたらアイ側へ戻ります。ノットの編み付け部分が10ミリくらいになります
戻りはちょっと緩めのテンションで戻して下さい。ビミニで切れるのはヨリを戻した最初の所です
ヨリを戻した所。行きに対して戻りは少ない回数で戻ってきます
この段階ではまだPEが白いまま。アメ色には変わっていません
ここがポイントです!
もどってきたヨリをアイのすぐ上まできたらさらに5回から10回ほど余計にねじります
根元で密に締め上げることによってかなり強いテンションがかかります
行きのヨリを帰りのヨリで周囲から締め上げるような形です
通常のビニミではここまでのテンションが掛けられません
これでノット全体がアメ色に変わりました
端糸をアイに通したら一応増し締めします
ここで一回結んで仮止め。アイにラインが3本通っています
仮止めしたら今度は本線にハーフヒッチ。ヨリ付けたラインに縛っていきます
引っ張りには最初の2本が受け止めるので3本目は強度に関係ありませんが3本通っているとなんとなく強く見えますね
反対向きにもう一度ハーフヒッチ。最後はエンドノットでキメて終了です
PEへのハーフヒッチは全然信用していなので解け防止に焼きコブを作ります。焼きコブはギリギリじゃなくてもOK。解けなければ良し!
FGの最後の本線へのハーフヒッチは少々解けても強度には影響しませんがビニミ系はハーフヒッチが解けるとノット自体が崩壊します
以上が【マジカルノット】の手順です。恐らくPE直結では最強のノットではないでしょうか?
※ポイントは画像8番目。金具直前で捩ると万力を掛けるみたいにギリギリと締まっていきます。緩く戻したヨリが見る見るアメ色に変わっていくのが面白い!
実験では片側はマジカルノット、反対にはパロマー、ハングズマンノット、芋虫ノット、ビミニツイストで直結して引っ張り合いをした結果、マジカルノットが全勝
しかしマジカルノット対マジカルノットではどちらかのノットが勝ち続けることがあり、少々仕上がりに誤差があるのかもしれません
切れる時は編みつけた中のラインが切れます。ノットの先端で切れるビミニとはここが違います
しかし他のノットには負けることがありませんので最強を名乗れるでしょう!(笑)
あまり実用性の無いPE直結ですがビミニツイストがライン強度90%ならばその弱点を補いビミニより強いマジカルノットは理論上ほぼ100%ノットです!ホンマかいな^^;
※釣りハックさんの実験ではPE1号で平均86%のデータでした。100%は盛り過ぎですね(笑)
しかしノットの強度は組み手の熟練度で大きく変わります。僕の組むビミニやパロマーだってどの程度の強度か測ったことはありません。まぁ参考程度にして下さい(^_-)
強度対決!マジカルノットVS摩擦系ノット
うーん、PE直結ではマジカルノットに勝てるノットがありません。PE直結での実験は諦めてリーダーを組んだシステムとの対決です
先ずはPE3号にリーダーを組んでマジカルノットより強い結束方法が無いか探ってみました
FGノットでフロロ10号を組んで金具と結束。ダブル深海結び、ジャンスィックSP、ノンスリップループ対マジカルノット
対決ではマジカルノットの全勝。結束強度100%の芋虫ノットではFGが切れてしまいます
これでは金具との結束よりリーダーの結束と勝負したほうが良さそうです
PE3号を引きちぎるのは体力的にキツくなってきたのでPE2号に落としてみました
対決はマジカルノット対摩擦系ノット。PE2号にフロロ10号でFG、SF、PRノットで結束です。これならフロロと金具の結束が切れることは無いはず
やはりFG、SFではマジカルノットに勝てません。。頼みの綱PRノットでも1回目はマジカルノットの勝利。もう一度真面目に組んでやっとマジカルノットに勝てました!
実際にハカリに掛けて強度実験をした訳ではありませんが、PE3号なら10号のリーダーでシステム組むよりマジカルノットで直結したほうが強度が出ました
PE2号でもかなりきっちりリーダーを組んでやっと勝負になるレベルです
強度90%弱のFGノットより強く、100%のPRノットと良い勝負。暫定で90~100%?まぁ実用強度としては充分ですね!
まぁこんな感じでラインと戯れてオフシーズンを過ごすのも釣りのウチです。しかしハマり過ぎて新ノットの提唱までしてしまうのは手遅れですねぇ。病気かもしれません(-_-;)
それでもマジカルノットに限らず、人前でささっとスマートにノットを組めるのはちょっと格好いいと思いませんか?え?僕だけ??
自宅で実践的な釣りの練習が出来るのはノットくらいです。そして練習が確実に釣果繋がるのもノットだけです。信頼できるノットがどこでも確実に組めれば不要なラインブレイクはなくなり現場でも無駄な時間が減らせます。これは地味ですが釣果アップに繋がり一生モノの技術になります
長い冬は始まったばかり。ノットの練習や仕掛け作りなどストーブフィッシング?で楽しみましょう\(^o^)/