11月7日と本日10日。サケ&沖根チャレンジ。結果サケはゼロ。。今日は1バラシ。根魚は絶好調
※雨が酷く写真撮れませんでした^^;
先ずは7日。朝は良い凪でサケを探しに桁沿いを流しました。目立った跳ねはなく、ほどほどで切り上げ鳥山に
サバがエンドレスで釣れましたが小型中心でした。もういよいよ終盤ですね
サバもそこそこに沖根のソイ狙い。潮は若潮、渋い展開ながらもグッドサイズのソイが顔を見せてくれました
狙い方で釣果の差が出てしまいます。今回はヘビーテキサスのただ巻きにアタリが集中しました
これからの時期は特にですがソイガヤは根の上でサスペンドしています。自分のテリトリー内のモノはただ見ているだけでテリトリーを出てしまうモノを追って喰うような感じがします
上下のテリトリーから上に吊り出してやるとやっと口を使う感じです。シャクったりボトム叩いたり一定の棚でゆらゆらしているものにはあまり反応しません
タイラバの教科書通りに操作すればバイトが得られるように感じます
これがアタリグ。20号のナツメオモリに6インチのワーム。小さいワームよりデカイワームのほうが喰いが良かったです
沈めてスローただ巻き。ちょっと真面目にイメージしながらやらないと飽きてしまってすぐにボトムを叩いてしまいます。機械的に15メートルなり20回転なりと決めて巻くようにすると良い結果が出るように感じました
シルエットはそこまで気にしていないようでこんなブサイクなリグでもガンガン食ってきます。変にワームのシルエットを意識して軽いオモリを使うとボトムが取れなかったり流されて巻き上げる棚がボケたりして良い結果を産まないようです
きっちりボトムがとれるオモリと一定の操作。誘いを変えるなら巻くスピードや棚をメリハリ付けて変える
なんとなくシャクったりフワフワした誘いは良くないように思います
※いつも一定の釣れ具合ではないのでその日その時でアタリのルアーや誘いは変わります
さて本日。はるばる名古屋からサケを狙ってお越し下さいました。随分前からご予約を頂いていて見事出船可能日をヒットさせた釣運はお見事です!11月の出船率は3~4割。まずこのアタリをたった一日のご予約で引けたのは素晴らしい!
そして何度もサケで出船していますがとうとうヒットまで持ち込むことが出来ました!これは大きな一歩だと思います
豊浦近郊から出船する船は沢山いますが地元のベテラン勢でさえ運良く1本出るか出ないかが続いています。それも5本も10本も竿を出している船達がです。この状況でキャスティングで掛けられたのは強いサケへの思いが引き寄せた幸運でしょう
ただバレてしまったのは残念でした。ほとんど跳ねが見られないコンディションでしたが着実にサケの足音は近づいています
遠く北海道まで来てなんにもナシでは切ないので途中沖根に乗ることにしました
朝のアクシデントで全員レンタルタックルになってしましましたがそんな逆境なんのその。激旨ガヤとビッグなクロソイをゲット!50cmに迫るナイスソイも混じりました
急遽用意したカレイ竿でこのウネリの中、少々アタリが取り辛かったと思います。しかし本州での色々な釣りの経験を活かし、見事に道産子ロックを仕留めていきました
ダブルヒット\(^o^)/遠近法で小さく見えますが50弱のナイスソイ!
中盤から風が強くなり白波が酷く跳ねが見つけにくい状況に。この時期沖にいる間ずっと凪なんてほぼありません。場合によっては早上がりになることもあります
しかし出られるだけラッキーな季節。タイミングが合えばバカバカ鮭が釣れるチャンス!鮭の回帰がここまでズレ込んで来たのであとは鰻登りの状況です
本当に出られるチャンスが減ってきました。来週は水曜日、ひょっとしたら週末出られるかも?予報がアテにならないので前日まで決定出来ません
未確認情報ですが本日5本上げて来た船があったようです。アキアジパラダイス秒読み段階!
フェイスブックのメッセンジャーでも予約承ります。お気軽にご予約お問いあわせお待ちしております(*´∀`)
沖根の釣りについて
噴火湾の沖根にはソイやガヤなどが越冬準備で入ってきています。コイツ等を船で直撃して釣るのが沖根の釣り
根魚なんて簡単でしょ?なんてバカにしていると痛い目に合います。浅場の根や夏の根釣り、日本海やオホーツクでやる根の釣りとは少し違い、腕の差経験の差がモロに出る繊細な釣りなのです!
ロックフィッシュではありますがロックフィッシュゲームとは違うアプローチが必要。大別してライトタックルでのルアースタイルとヘビータックルでの餌釣りに別れます
まずルアースタイルですが主にタイラバやインチクでのリトリーブの釣り。ボトムをとったらひたすらゆっくり巻き上げてまた落とす、巻いて落としての繰返しの釣りになります
釣りが単調な為にタックルバランスで釣果が変わってきます。潮の抵抗を受けにくい細いライン、ラインの太さに応じたシンカーの重さ、食い込みを重視したロッドなどちょこっと工夫するだけで釣果倍増!
ロッドの選択が明暗を分ける!一番重要なタックルと言えます
冬場の沖根は浅場のロックとは違いガツンと食ってくることはまずありません。ほとんどコツコツと小さなアタリで咥えてもすぐに離してしまいます。喰うのは中層がメイン。根から剥がすのが目的のロックフィッシュロッドやバキバキのスロジロッドではアタリを弾いてしまします。柔らかい食い込み重視のロッドが向いています
タックルを準備するなら深く考えないでタイラバタックルをそのまま使ってしまうのがベストです。流用するならイカメタルロッドやトラウトロッド、柔らかいカレイ竿など。量販店に売っている安価な蛍光色のグラスロッドも非常に向いています
リールは一定速で巻く釣りなのでベイトリール!
巻きの釣りなので剛性と巻き感度を考えればベストはオシアコンクエスト!・・・でも高いのでベイトリールならどんなのでも大丈夫です。手持ちの小型ベイトリールでOK!
でもやっぱり巻き上げが強いリールの方が絶対有利。巻きが弱いリールだとどうしてもポンピングしてしまいます。走ったり船の下に入ることはまずありません。竿はガッチリ脇構えでリーリングのみで寄せましょう。ポンピングするとバレますよ!
ハンドル長くして対応するのもアリですがプラのリールだと軋んで結局巻くのがめっちゃ辛い!出来ればメタルボディ、せめて強化樹脂製(CI4やザイオン)がベター。過去にタトゥーラでタラ相手にして壊したことあります。ソイ相手ならそこまでキツくありませんが快適に釣るなら頑丈なリールに越したことはありません
スピニングでもなんとかなりますが着底が分かりにくく(根掛りしやすい)、構造上一定速の巻きには向いているとは言い難いものがあります。もちろん剛性面でも圧倒的に不利です。プラ足のリールだとグニャグニャします。快適に釣るならツインパ以上が必要・・・
ベイトリールを持っていないないとか柔らかい竿がスピニングロッドしかないとか以外ならベイトリールを準備しましょう
ラインも1号程度で充分。扱いに自信があれば08や06でOK。オマツリや高切れを無視した場合、細いほど潮受けしにくく釣りを有利に展開出来ます
どうせ引っ掛けたら切るしかないので太くしたって回収率はさほど変わりません。傷がなくてドラグを調整してあれば60だろうが余裕で上がります。それよりも感度を上げて根掛らないように操作するようにしましょう
ルアーはタイラバやインチクがメインになります。釣り方もそのまんまなので相性抜群!
色は好きなのでOK!同じ重さで各色揃えるより同じ色で各重さ揃えたほうが絶対有利。迷ったら重たいヤツ!軽いほうが良い事はほとんどありません
100gを中心に潮や糸の太さで扱いやすい重さを選びましょう。インチクは抵抗が大きいので重めで
でも引っ掛けてバンバン無くすには高価です。。引っ掛けないのがベターですが根掛りは付き物の釣り。引っ掛けても泣かない仕掛けで挑むのも一つです
僕は15~30号のナツメオモリでワームのテキサスリグを組むかタコベイトつけています。面倒ならナツメの先に針だけつけて餌付けてもOK!流行りのオモックみたいなもんです
使わなくなったジグにタコベとかでも充分釣れます。但しヒラヒラして真っ直ぐ落ちないのでオマツリ注意!
重要なのは第一に確実に底が取れること、第二に真っ直ぐ巻いてこれること。この2点がクリアできるならなんでも大丈夫!釣れるかどうかは魚に聞くだけです
タイラバならイカ短、イソメ、ホタテの紐などを用意しておけば渋い時に強力なトレーラーとして活躍します。抵抗がある人はガルプでもOK!素のタイラバやインチクでなかなか喰わない時が多々あります
もちろん純粋なルアー派でトレーラーは使わないってスタイルでもOK!応援します!ただ横で餌使われたらやる気無くすタイプの人はチャーターして頂くかルアー専門船を探して下さい。乗り合いには餌釣りの人も居ます
※個人的にはルアーに生餌を付けるのは邪道・・・と言うか生餌付けたら餌釣りですよね(ウキルアーも餌釣りです)しかし餌釣りが勉強になることも知っています。釣果だけを求める生餌ではなく今後の釣りの幅を広げる意味での餌釣りと考えるのはどうでしょうか?
ジグでも釣れなくは無いですが結構厳しい季節になってきました。有効な手段ではなくなってきているので強い思い入れが無い限りオススメしません
落ちてくるモノには興味を示しますが喰いません。見ているだけ。よほど活性が高くないとフォールの釣りが成立しません。同様に早い動きや不規則なスライドも追い切りません。例外的に根に居る高活性の個体だけを狩っていく場合は有効ですがそれを釣ってしまえばその根はお終い。残った魚がスレてしまい口を使わなくなります
人な少ない時やベタ凪ならスロジでも良いですが船長判断で中止してもらうこともあります。別の手段(タイラバインチクワーム等)もご用意下さい
どうしてもスロージギングスタイルで釣らないとダメな場合はチャーターをお勧めします
※理由は(魚が)スレる絡まる引っかかる。シケ気味で大勢の乗り合いだと結構キツです。ご理解願います
※※別にスロジが嫌いな訳ではありません。個人的には好きです。しかし今時期噴火湾の沖根の釣りではジグを落とすメリットが少ない上に同船者に迷惑を掛けてしまう恐れがあります。少人数で凪が良い時なら様子を見ながらポイーンポイーンしても大丈夫です。幸か不幸かウチは少人数の日が結構あります^^;お問い合わせ下さい
次は餌釣り。餌ぶち込めば楽ショーで釣れるんでしょ?なんて人は痛い目を見ます。ルアーより腕の差が出ます!
胴付き仕掛けの餌釣りなら最低100号背負えるようにバランスしましょう。重いは正義!ビシっと真っ直ぐ入る仕掛けほど釣果が上がります
ソイ狙いならシンプルに素針仕掛け、ガヤ狙いならサビキが良いようです。どちらもエダス3本程度の仕掛けが手返し良くトラブル無く良いです
オマツリ上等!の釣りなので仕掛けは沢山用意してきて下さい。解くより切ったほうが圧倒的に早いです。操船に追われて船長が解きに行けない場合お客さん同士で解き合いになります。誰が絡めたとか自分の仕掛けは真っ直ぐ入っていたなどと気分悪くするより自分からスパっと切ってしまったほうが精神的に楽です
ぶっちゃけ高価な仕掛けを使い回すより安くても新しい仕掛けのほうが良く釣れます
胴付き仕掛けはとても単純です。自分で沢山作って糸がヨレたらさっさと取り替えるのが一番!ハリスの長さで喰いが激変することも多々あります
餌は色んな種類を用意してきたほうが良いです。イカ短、オオナゴ、チカ、イソメetc、、、。どれがアタリ餌になるかわかりません
底を切って宙ぶらりんで待つ釣りなので餌のバリエーションくらいしか攻める手立てが無いってのもありますが^^;
餌の種類より針への付け方のほうが重要!極力餌が回転しないように付けて下さい。クルクル回る餌は極端に喰いが落ちます。そして糸もヨレるし絡まります。解いてもヨレた糸は乱反射して魚が警戒します
底立ちはせいぜい60mほどなので手巻きで充分ですが電動釣法が有効な場合もあります
電動釣法とは竿受けでガッチリ固定して電動リールで超々スロー巻き。アタリがあってもそのままにして竿が舞い込んだらブイーンとスイッチオン!バレが少なく効率良く魚を回収できます。引きがどうのとか細かいアタリがとかに興味がない人にはお勧めです
ざっくり2種類の釣り方を紹介しました。他にもライト餌釣りとかヘビーダウンショット、ヘビー三叉キャロとかありますが具(餌やルアー)が変わるだけでやることは変わりません
他にもやってみたい釣り方がある時は船長に相談して下さい。面白い釣りは大好きです!誰か操船してくれるなら一つテンヤやってみたい!
これから短い期間ですが沖根が激アツです!重量感タップリのデカソイや激ウマなデカガヤなど食欲に直結する魚が満載!見た目に反した繊細な釣りが要求されるのも楽しみの一つ。上手な人はルアー餌釣り問わずめちゃくちゃ釣ります
是非この機会に沖根の釣りを覚えて下さい(^^)